勇気を持って不安から飛び出せば、きっと世界は広がる!
Salon de NIKKO
吉田 公美(Release.2017.05)
■お名前:吉田 公美 ■年齢:40歳 ■血液型:A型
1995年 高校を卒業し、地元・塩谷で美容師に
1998年 結婚して岡山で美容室に勤務
2000年 長男出産
2002年 次男出産
2005年 栃木へ戻り、美容室に勤務
2007年 独立。宇都宮でプライベートサロンを経営。
2012年 「Salon de NIKKO」OPEN
2015年 セレクトショップ「Nippon de Irimachi」OPEN
時間は有限、可能性は無限
みんなが幸せになれる、日光の花嫁行列
現在のお仕事内容を教えてください。
ここ日光で、サロンとセレクトショップを経営しています。また、ブライダルのお仕事もさせていただいております。
まずは、「Salon de NIKKO」について教えてください。
Salon de NIKKOは予約制のプライベートサロンです。お客様のお悩みやご要望にしっかりと応え、ご満足いただけるように、このような形にさせていただいております。また、七五三、成人式、そして結婚式の着付けやヘアメイクなどもやらせていただいています。
宇都宮でもプライベートサロンを経営されていたんですよね?そこからなぜ日光に移ろうと思ったのでしょうか?
そもそもは、最初の先生に影響を受けて和装に関心があり、また、ブライダルのお仕事にも興味がありました。もちろん以前のサロンでもブライダルのお仕事はやっていたのですが、パパッとお仕度をして、パパッと仕上げて。どちらかというと時間との勝負みたいな。あと、洋装が多くて。自分で思い描いていたものと違ったんです。
でも日光って、結婚式を挙げるとなると、日光二荒山神社か日光東照宮が9割くらい。だから和装のお仕度がほとんどなんですよね。それに気づいたときに“県内で和装のお仕事をするなら日光だ!”と思って、日光に移りました。
なるほど!ブライダルと和装というところからの、日光という選択だったんですね~。
和装って、昔から伝わる日本の大切な文化だと思うんです。和装の時に使用する小物にも、一つ一つ意味があります。それを伝えていきたかったし、生まれた家から相手の家へ嫁ぐという意味、そして嫁ぐということを、しっかりと感じていただきたいんです。今の時代は、パパッとお仕度するのが主流ですが、私はお仕度をしながら、嫁ぐということの大切さや日本の素晴らしい文化についてお話をさせていただいています。今は、日光金谷ホテルさんとも契約させていただいていて、年間約30件ほどの結婚式を担当しています。
最近では、「花嫁行列」を開催しているとお伺いしたのですが?
そうなんです!御用邸通りを新郎新婦と親族の方が列になって歩くイベントなんです。先ほどもお話ししましたが、日光の結婚式はほぼ日光二荒山神社か日光東照宮。基本的に外なので、日光では結婚式を目にすることが多いんです。その姿を見ると、式を挙げている方たちはもちろん、見ているほうもHappyな気持ちになるでしょ?だったら、より多くの方に祝福してもらったほうが、お互いHappyになれると思って企画しました!
なるほど。でも、私だったら、見られて恥ずかしくなってしまいそうです…
そうですよね!正直言うと、親族の方たちから、そういった声も聞こえてきます。でも、お母さんに手を引かれて歩く花嫁の姿、そして、周りからの多くの祝福の声を受けて、終わった後には“やって良かった!”と言ってもらえることがほとんどなんです!そういう声を聞くと、私もHappyになります♪
▲職人さんのところに行くと、技術の高さや丁寧さに本当に驚かされます!
素晴らしい栃木の工芸作品をもっと知ってほしい!
みんながHappyになれるステキな企画なんですね!続いて、アンテナショップについてお聞かせください。
2015年にセレクトショップ「Nippon de Irimachi」をオープンしました。和装のお仕事をしていて、自然と栃木県の伝統工芸品に興味が湧いてきたんです。そこから個人的に職人さんのところを巡るようになりました。職人さんのところに行くと、技術の高さや丁寧さに本当に驚かされます!そして、みなさん日本人らしくて人柄がステキ!!…でも、そういった工房って一般的に知られていないし、後継者もいない。素晴らしい作品が出来上がっても知ってもらわないと意味がないし、知ってもどこに買いに行っていいか分からない。そんな状態だったんです。それって、もったいないじゃないですか?だから“なんとかしたい!”と思って、このお店を作りました。しかも、多くの方が観光に来てくださる日光という土地であれば、栃木の伝統工芸品をより多くの方に知ってもらえると思ったんです。
お店で販売しているのものは、吉田さんがセレクトしてくるんですか?
いえ、職人さんたちが完成した作品を持ってくるんですよ。たまに私も、アドバイスさせていただいています。昔ながらの技術を生かしながらも、今の時代にあわせたものじゃないと、なかなか広がっていかないと思うんですよね。
栃木の女性の悩みを解決して、栃木をもっと素敵な場所にしたい!
お店をスタートするときに、吉田さんの熱い想いがあったんですね。その他、今取り組んでいることはありますか?
「とちぎ女性会議」というものを主催させていただいております。これは、2014年に札幌で開催された「日本女性会議」に参加させていただいた際に感銘を受け、“ぜひ栃木でも!”と思いスタートしました。
「とちぎ女性会議」とは具体的にどのような内容なのでしょうか?
女性が中心となって、栃木県のことを考える場です。一人が抱える悩みはみんなの悩みなので、それを共有してもらって、みんなで共感する。その悩みを解決していく方法が見つかれば、栃木県がより素晴らしい場所になると考えています。2015年から年に1度開催していますが、多くの方に参加していただいていて、とても嬉しく思います。
今年の開催はいつ頃を予定していますか?
2015年、2016年と日光で開催しているので、今年は那須で開催したいと思います。また、若い世代の方とも繋がっていきたいので、大学生の参加者も募る予定です。
那須での開催も楽しみですね!いろいろな活動をしている吉田さんですが、仕事をしていて、楽しいときと、辛いときはありますか?
やっぱり人が相手なので、喜んでいる姿や、喜びの言葉をもらえたときは嬉しいです!辛いのは、サロンは1人で経営しているので、時間の調整や時間の使い方を工夫しないといけないことですね~。時間は有限ですから。
働くうえで、心掛けていることはありますでしょうか?
バランスが偏らないようにしていますね。結婚式を担当するときも、職人さんとお話しするときも、やっぱりどこかよそ者でいたいんです。どこかに偏ってしまうと客観性がなくなって、より良いものを作れなくなってしまうのでは?と思っています。あとは、自分の気持ちをしっかり保つことです。
最後に、これから頑張りたい、いろいろな活動をしたいと思っている方へのメッセージをお願いいたします。
誰でもスタートする前は不安でいっぱいだと思います。でも、まずは不安から飛び出す勇気を持って、やってみることが大切です。やってみないと、成功も失敗もしないでしょ?飛び出したら、きっと世界は広がります。みんなで世界を広げて、素晴らしい栃木県にしていきましょう!
有限会社 福田建設
福田 宏子さん
私も吉田さんも塩谷町で暮らしているのですが、息子2人が同学年で、しかも野球部だったんです。その繋がりで知り合いました。そこから仲良くなって、2014年に開催された栃木県の次世代人材育成事業に一緒に参加しないかと誘っていただいたんです。その研修で「日本女性会議」に参加し、私も地域貢献を考えるようになりました。そこからは、塩谷町や栃木県に恩返しをしていきたいねと、よく2人で話し合っています。2015年には、吉田さんがスタートさせた「とちぎ女性会議」に協力させていただき、「Nippon de Irimachi」にも参加したりと、様々な活動を一緒にやっているんです。彼女は夢を形にできる方だと思います。その夢は、自分だけではなく、周りの人、町、さらには栃木県を良くしたい!という大きな夢なのですが、どんどん行動に移していて、本当にスゴイです!!大きな存在だなと思っています。
ウーマンズデータ
普段テレビをあまり観ないのですが、息子たちが野球をやっているのでWBCは試合が終了するまで観ちゃいます!かなり熱く応援してますよ!(※取材時はWBC開催中)
ドライブ・お出かけ休みの日はドライブがてら、お出かけします。できるだけ感性が磨かれるようなところに行きます。そして、おいしい物を食べるのが楽しいです。
マッサージ・エステ空いた時間があれば、マッサージかエステ、もしくは整骨院に行きます!立ち仕事がメインなので、これがないと…(笑)
サロンは1人で経営しているので、時間の調整や時間の使い方を工夫しています。
焼き鳥屋さん焼き鳥が好きなので、焼き鳥屋さんにはよく行きます。特に今市にある「焼鳥 とりよし」が好きです!ちなみに、タレか塩かと言ったら塩派です。