ONE-UP!WOMANインタビュー

全ての人の食卓を豊かにするために想いを届ける!

ジョセフィーヌ
井澤 広美(Release.2017.11)

プロフィール

■お名前:井澤 広美 ■年齢:41歳 ■血液型:O型

経歴

1994年 高校卒業
1998年 結婚
2004年 ジョセフィーヌオープン

座右の銘

まずはやってみる。やってから考える

約2トンのブルーベリーを手で摘み取ります!

普段されている農作業について教えてください。

メインで行っている農作業は、ブルーベリーの手摘みです。7月から8月にかけて実がつくのですが、一つひとつ全て手作業で摘み取ります。合計2,000本のブルーベリーの木から、だいたい2トン弱収穫することができます。地味で大変な作業ですが、やりがいはあります。

2トンを全て手で摘み取るのは大変ですね……!普段から毎日農作業をされているのでしょうか?

ブルーベリーの収穫時期以外は、那須にある自分の店舗の運営をしています。ジョセフィーヌという名前の店で、ジャムやヨーグルトの販売を行っています。

 

どんなジャムを作っているのでしょうか?

当農場や地元の食材で、ヨーグルトに合う食感のあるジャム作りをしています。

定番のいちごやブルーベリーから、当農場一押し野菜であるアスパラガスやニンニクなどの珍しいジャムまで様々です。

すごく珍しいジャムも用意されているんですね。ジャムの内容は井澤さんが考案するのでしょうか?

そうです。新商品を出す際は、私の母と一緒に試作品をつくります。新商品のヒントは、私が参加している「とちぎ農業女子プロジェクト」の活動の中で得ることもあります。

 

「とちぎ農業女子プロジェクト」に意欲的に参加!

「とちぎ農業女子プロジェクト」とはどんなプロジェクトなのでしょうか?

農業に携わる「農業女子」が集結し、その中で同じ目標を持つメンバーとともに目標達成に向けた活動をしたり、女性目線で農業情報を発信していくプロジェクトです。メンバーの方に誘われたのがきっかけで、私も参加しました。

びぃなすたより」という機関紙を出しており、栃木の農業を紹介しています。

このプロジェクトの中で、井澤さんはどのような活動をされてるのですか?

最近は出られていないのですが、東京都内や栃木県内のマルシェに参加させていただき、自分の所の農作物、商品は勿論ですが、メンバーのお野菜、加工品を販売させて頂きました。

また、県外の農業女子の視察研修会では、梅農家さんの商品開発の苦労話を聞かせて頂き、自分のお店での商品開発に役立っています。

 

 

美味しいジャムをつくるために試行錯誤

新商品の開発でどんなことに苦労されていますか?

お店をオープンしたばかりの頃はジャムの試作がとても難しく、料理の専門学校の先生に教えていただきながらつくったりもしました。最近では知識や技術も身についてきたので、失敗が続くことはかなり減りました。

特にどんなジャムの試作が難しかったですか?

最近だと桃のジャムが難しかったです。果物の場合、たいてい皮に香りがあり皮を除いた状態でジャムをつくると、ただ単に甘いだけのジャムになってしまうことがあります。なんとか皮ごと使ったジャムを完成させるために何度も試行錯誤しました。

ジャムやヨーグルトはお店で食べることができるのでしょうか?

店のカフェスペースでお召し上がりいただけます。人気メニューは、水切りしたヨーグルトを楽しめる「ブルーベリートースト」や、さっぱりとした口あたりのアイスクリーム「ヨーグルトサンデー」です。

 

お客様の豊かな食卓作りに貢献したい!

「ジョセフィーヌ」というお店の由来は何ですか?

父が就農して一頭目に飼った牛が「ジョセフィン」でして、その牛さんがたくさん乳も出したくさんの子、孫も産まれたと聞きました。その父の牧場がのちに「有限会社ジョセフィンファーム」になり、父が昔、研修で行ったフランスの田舎の牧場をイメージして、ジョセフィンをフランス読みして「ジョセフィーヌ」としました。

ジョセフィーヌのお店のコンセプトを教えてください。

「私達は、酪農を中心として資源循環型農法に取り組み、それらの農作物や加工品の製造販売を通じて、お客様の豊かな食卓づくりに貢献します。」の経営理念に添って、自然で、安心できる物、ジョセフィンファームの心と想いをお客様に直接お届けしています。そして、ファームとお客様双方をつなぐ場所になりたいと思っています。

 

どんな方がお客さまとしていらっしゃいますか?

いろんな方がいらっしゃいますよ!おおまかに言えば春は学生、夏はファミリー層、冬は地元の方やリピーターといった具合で、リピーターの方はそれぞれに目当てがあり、ジャム!ヨーグルト!野菜!カフェスペースでまったりとか様々です。

普段お仕事をされていて大変なことは何ですか?

日々新しいものをつくらなければならないのですが、うまくいかないこともあってそれが大変だと思います。ただ、もちろんやりがいがあり、そのために勉強を重ねることをとても楽しく感じています。

どんな時にやりがいを感じますか?

やっぱりお客様のうれしい声が届いた時です。

「美味しかったよ!」という感想や「ここには何度も来ているの」「那須に来るときには必ず立ち寄っているよ」「友達にジャム美味しいから頼まれちゃって」など、笑顔とともにそんな声が聞けた時がたまらなく嬉しくてやっていて良かったと思います。

それは本当に励みになりますね(笑)。井澤さんの将来の夢を教えてください。

やり方や見せ方は、まだ曖昧ですが、忙しい女性のお役に立てる何かをしたいと考えております。 それが、デリ(洋風総菜)なのか、レトルトのような商品開発なのか、レシピのご紹介なのか決まっていないのですが、ジョセフィーヌがきっかけで手軽に食卓が彩って頂けるお手伝いがしたいのです。

最後に、将来農業に携わる方々へ一言お願いします。

農作物をつくって売ることは、とてもやりがいがあり楽しい仕事です。それに加えて、自分がつくった作物をクッキーやジャムにして付加価値をつけることで、より一層仕事の幅も広がります。作物をつくるというだけではない喜びがあるんですね。農業に携わることになったら、是非思い切り楽しんでください。

ありがとうございました。

 

仲間からの証言!!

ふじもじ屋
藤田典子さん

那須で「ふじもじ屋」という雑貨とカフェのお店をしています。
井澤さんとは私が主催しているお野菜イベントのワークショップにご参加いただいたのが、最初の出会いでした。
那須でお店を開いている仲間同士ということもあり、お仕事ではもちろん、プライベートでもとても仲良くさせていただいています。
とても明るく人当たりの良い方で、いつも周りの人たちの気持ちを「ほんわか」と和ませてくれます♪

ふじもじ屋では、毎年3回小さなお野菜イベントを開催しており、井澤さんにもいつも出店頂いています。お仕事に対してもとても一生懸命で、イベントでもお客様によろこんでいただけることを一緒に考えてくれるとても頼もしい存在です。

いつも楽しく笑顔で一生懸命働いている井澤さんの姿は、とてもステキで可愛くて、尊敬しています。

ウーマンズデータ

マイブーム

自転車でおでかけ

折り畳み式の自転車でおでかけすることがブームです。紅葉を見に行ったり、温泉に入ったりするのが楽しいです。

休日の過ごし方

散歩

一番下の子がまだ3歳なのですが、その子と一緒に近所を散歩して過ごすことが多いです。

リフレッシュ

飲食

美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲むことです。

ある日のタイムスケジュール

お客さまの笑顔が見たいから!

 

好きな料理

冬ならば鍋

新鮮なお野菜たっぷりのよせ鍋などが好きです。

COMPANY DATA

ジョセフィーヌ

〒325-0302 那須町高久丙1192
TEL.0287-76-1237

ジョセフィーヌ(Facebook)