意識調査をみると、家庭での育児や家事の役割について約半数の人が妻の役割・基本的には妻の役割と考えています。しかし、家事は生活を共にするために必要なことです。家事はそもそも誰が行うべきものなのでしょうか。
共働き世帯でも、夫の家事・育児関連時間は極端に短いとの報告があります。例えば、妻が正社員で子供が小さいときでも、1日あたりの夫の家事関連時間は28分で、妻に比べて相当短くなっています。
新型コロナウイルス感染症影響下における生活満足度の変化の調査によると、家事・育児において、夫の役割が増加した家庭では、女性(妻)も男性(夫)も生活満足度の低下幅が小さい傾向があるとの結果が出ています。ここから、男性が家事に参加することが生活の満足度に影響を与えることがうかがえます。