ONE-UP!WOMANインタビュー

小さな一歩が、大きな夢や新しい発見に繋がっている!

遊行茶屋Staff
大平 夏澄(Release.2017.03)

▲輝く女性の輝くヒミツ大公開!大平さんは芦野愛にあふれた方でした。
▲輝く女性の輝くヒミツ大公開!大平さんは芦野愛にあふれた方でした。
▲今回の輝く女性は、大平 夏澄さん
▲今回の輝く女性は、大平 夏澄さん

プロフィール

■お名前:大平 夏澄 ■年齢:36歳 ■血液型:O型

経歴

1980年 那須町芦野に生まれる
2001年 東京芸術大学美術学部油画科に入学
2011年 帰郷後に「遊行茶屋」をはじめる

座右の銘

考えるよりも直感を信じる!

歴史ある芦野で、人の交流の場を作りたい。

現在のお仕事内容を教えてください。

現在は「遊行茶屋」の運営スタッフをメインに、地域を盛り上げるためのイベント企画などをしています。

2011年までは東京に住んでいたということですが、なぜ帰郷しようと思ったのですか?

きっかけは、東日本大震災です。芸大に通っていたころから、食×アートをコラボさせたいと思って、台東区根岸や谷中の古民家ギャラリーで、カフェを運営していました。地元・芦野の旬の野菜や地酒を実家から送ってもらい、そこで提供していたんです。そのときに、東日本大震災が起きて…。野菜の出荷が停止になったり、那須では避難してきた方の受け入れをしていたり。この遊行茶屋って、元はお蕎麦屋さんだったんですよ!でも、震災の影響を受けて閉店してしまいました。その場所を使って何かやれないかな?と、声を掛けていただけたんです。東京でただ消費する生活をしているより、やっぱり私は自給自足の丁寧な暮らしがしたい!と思い、帰郷することを決意しました。

そうだったんですね。そこから「遊行茶屋」をオープンするわけですが、どんな思いがありましたか?

地域の伝統文化を次世代に繋げたいという思いがありました。この芦野は歴史が古い町なので、歴史が好きな方は遊びに来ますが、若い方たちが遊びに来てくれるような感じではなかったんです。だから、若い方たちが遊びに来てくれるきっかけづくりをしたいなと思って遊行茶屋をスタートしました。そして、その場所が、地元の方との交流の場になればいいなと思ったんです。
あとは、やっぱり地産地消ですね。仏教用語で“身土不二(しんどふじ)”という言葉があるのですが、それは、地元の土から生まれた旬のものを食べることが身体に良いという意味。地元の人に地元の良いものを食べてほしいという思い、そして芦野に遊びに来てくれた方にも地元のおいしいものを知って欲しいという思いもあります。

 

▲不思議なもので、同じ夢を持つ方と出会えたりするんです!

 

想いを共有できる仲間との繋がりや、人との出会いが楽しい

地域を盛り上げるイベントとは、具体的にどんなことをしているのですか?

芦野を拠点としたお祭りや収穫祭はもちろん、公民館や小学校とも連携したイベントを企画したり、大きいイベントだと「アースデイ那須」の実行委員長を務めさせていただいています。10名くらいの方を集めての味噌づくり体験などの小さなイベントは、仲間や家族と企画・運営しています。

小学校でも活動なさっていると伺ったのですが…

最近では、小学生と地元のものを使ったお弁当開発をしたりしています。

 

これが、すごく楽しいんですよ!

あとは、小学生に地産地消の大切さなどを教える講座などもお願いされたりしています。

 

たくさんのイベントを企画したり、運営したりしているんですね!

そうですね。でも、周りの方に助けられているからこそ、私がいろいろな活動をできるんだと思います。助けてくださるみなさんには、本当に感謝しています。

このようなイベントをやってきて、なにか成果などはありましたか?

30~40代くらいの若い世代の方たちが、Uターン、Iターンで芦野にきてくれるようになりました!その方たちと想いを共有できるようになって。仲間になれて。その仲間を「アシノビト」と呼んでいます。普段は個々で活動しているのですが、なにかあると協力しあえるので心強いんです!その輪が広まって、また若い世代の方が戻って来てくれて。その流れが出来てきたことが嬉しいんです!

遊行茶屋の運営、そしてイベントなどを行っていて、楽しいと思うときはどんな時ですか?

こんな方が来てくれた!こんな方と出会えた!そういう、いろいろな方との繋がりができたときに、楽しいなと思います。

反対に、辛いときはありますか?

帰ってきたばかりの頃はありました。地元の方になかなか受け入れてもらえなかったというか。私は一生懸命に説明していたつもりなのですが「夏澄ちゃんは一体なにをやりたいの?」っていう感じで。地元の方の価値観と、東京での価値観にズレがあったみたいで…。でも、徐々に受け入れられて、今は楽しく過ごしています。

今気になっていることはありますか?

いろいろなことに興味があるんですが、野草が好きなんです。だから、野草でお茶を作ったり、お料理に使ったり、薬草風呂にしてみたり。自然の恵みを身体に入れて健康になりたいなと(笑)。草木染にもチャレンジして、着物を自分で作ってみたいという夢もあります!着物を普段着に取り入れていきたいと考えていて、今、先生から昔の着物の良さなどを教わっているところです。今の時代に着物を着るようになったら、気持ちが豊かになるんじゃないかと思っています。

 

小さな一歩が、大きな夢や新しい発見に繋がっている!

最後に、夢や目標に向かって一歩踏み出したいと思っている女性へのメッセージをお願いいたします。

お金のこと、家庭のこと。あと一歩踏み出せない事情って、人それぞれあると思います。でも、そればかり気にしていてもなにも始まらないので、まずは一歩踏み出してみませんか?なりたい自分や夢に向かって、小さな一歩を踏み出していくことが大切だと思うんです!

 

その小さな一歩の積み重ねが大きな夢に繋がっているし、前に進んでみなければ新しい発見も、誰かに出会うこともできません。私も考え込んでしまうことがありますが、そんなときは直感を信じて、すぐに行動に移します。そうすると、不思議なもので、同じ夢を持つ方と出会えたりするんです!

 

だから、まずは一息ついて、本当になりたい自分をイメージしてみてください。

どんなに小さくてもいいので、なりたい自分への一歩を踏み出してみてくださいね!

 

 

▲不思議なもので、同じ夢を持つ方と出会えたりするんです!

仲間からの証言!!

那須ゲストハウス DOORz
オーナー 田中 麻美さん

夏澄ちゃんは、いつも芦野のために頑張ってくれています!私がゲストハウスを始めたきっかけは、夏澄ちゃんが開催したイベントに参加したことでした。そのイベントで、芦野の良さを知ることができたし、地元の方と仲良くなれたし、そして夏澄ちゃんの“芦野を元気にしたい!”という想いが伝わってきて、私もやってみよう!という気持ちになれました。あと、夏澄ちゃんはいろいろなことに興味がある方なので、話しているだけでもすごく勉強になります!その中でも、私は発酵食に興味があるので、味噌づくりイベントは一緒にやっているんです。夏澄ちゃんには、これからも芦野のために頑張ってほしいし、私も一緒に頑張りたいと思っています。

ウーマンズデータ

マイブーム

着物

手仕事が好きなのですが、今は特に着物に興味があります!自分で着物を作ってみたいし、普段着として着物を取り入れていきたいと思っています。

休日の過ごし方

温泉に入りに行きます!

温泉が大好きなんです!那須にはいい温泉がたくさんあるので、温泉に浸かってのーんびりします。

リフレッシュ

お酒を飲みます!

近くのお店に行くのはもちろん、自宅でもお酒を飲んでいます。がぶがぶ飲むよりは、大好きな日本酒をちびちびと長時間飲んでいます…(笑)。

ある日のタイムスケジュール

直感を信じて、すぐに行動に!

 

好きな料理

自然食レストラン

那須には自然食レストランがたくさんあるので、自然食レストラン巡りをよくします。新鮮な野菜を使っているのに、お値段がお手頃なんですよ!アースデイ那須に出店してくださったお店にもよく行きますね。

COMPANY DATA

遊行茶屋Staff

〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野2584-3
TEL.0287-74-1061

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