『夫の家事』に対する女性のホンネ

今回は様々な立場の既婚女性の皆さんの意見を聞きながら、
家事についての男女の認識の違いについて考えてみます。

大まかな所から細かい所までが家事

− 夫にどのようなことを協力して取り組んでもらいたいですか?

田村 : 子供が小さいので、出かける前に子供の着替えの準備をしてくれると助かります。
鉢村 : 洗濯の時にちょっとした手間ですが、ちゃんと衣類のチャックやボタンを閉めてから洗濯してほしいです。
若林 : 私はスーパーで買い物したものを冷蔵庫に収納までしてくれたら嬉しい。
山本 : みなさんの話を聞くともうひと手間の前後作業が求められているのがわかります。
田村 : 女性の中では「ここで止めないで、もう少し先までやってほしい」という思いが日々繰り返されていると思います。

無理なくお互いができることを役割に

− 家事分担はどのようにしていますか?

田村 : 事前に2人で話し合ったうえで、家事に付随する前後作業も含め公平に分担することにしています。
若林 : 我が家の場合、細かいことが好きな夫が掃除やゴミ捨て全般を受け持ってくれます。料理好きな私が食事を担当し、互いの不得意分野を補い合うという感じです。

思いやる気持ちが次につながる

− 家事分担のコツや秘訣はありますか?

田村 : 秘訣は「完璧を求めない」です。たとえ60%の出来でも「やっぱり私がやる」は禁句です。男性に「これなら自分も出来る」と思ってもらう。そのためには具体的なお願いをし、終わったときには「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えます。
沼尾 : 私も夫の家事に気付いたら、その都度「ありがとう」を言います。自分から動いてくれるので文句は言わない。「これやってくれたの?ありがとう!」とオーバー気味に感謝を表現しています(笑)。

言葉で気持ちを伝える

− 夫に協力してもらいたいときはどうしていますか?

鉢村 : 人は言葉で言わないと伝わりません。私は言葉を飲み込まず素直な気持ちを夫に伝えています。そうやって互いをいたわり合う自然なコミュニケーションが取れたらいいなと思います。
若林 : 気になるところがあっても「まあ、いいか」と流して「助かったよ、ありがとう」と言葉をかければ、ギスギスせず気持ちよく過ごせます。
田村 : 男性も何をやるかわからないときは「何かできることある?」など声をかけてもらえたら嬉しいです。
山本 : 女性の状況をきちんと言葉で伝え、男性のやる気を促し、率先して協力してくれたらうれしいということですね。

写真左から、若林 麻依さん、田村 未希さん、山本 純子さん、鉢村 絵美さん、沼尾 花絵さん