『栃木県庁KAJIDANクラブ』座談会
家事に積極的に励む県庁の男性職員に
「家事を行うきっかけ」や「家事の役割分担」について聞いてみました。
家事は背伸びをせずやれるほうがやる
− みなさんは何がきっかけで家事をするようになりましたか?
Aさん : 妻に気分転換できる時間をと思い、家事や育児をするようになりました。
Bさん : 私は、もともと一人暮らしをしていたので家事はやっていました。結婚して2人で暮らすようになって家事を分担してもらえている感覚があります。
Cさん : 私は以前人権・青少年男女参画課にいて、当時から男性の家事協力とかに関わっていました。啓発をしていた身なので、その流れで自発的に家事をしています。自分が家事をできる限られた時間の中でできることをする。あれもこれもと背伸びをしないことがポイントです。
Dさん : うちは自然と家事は『お互いにやるもんだよね~』というところがあって、無意識のうちに分担して行っています。
『これはあなた』、 『これは私』と決めてしまうと逆に固まってしまうので、流動的に家事はやれるほうがやるようにしています。
Eさん : 我が家は子どもが生まれてから妻の手が回らなくなってきていたのがきっかけで家事をするようになりました。考えてみると、同条件で働いているのに、妻は家事も頑張っていて、夫婦でフェアじゃないなと思い、妻がやっている家事をみて、これはできるというものから少しずつやり始めました。
Fさん : 私は大学以外は実家暮らしで、末っ子長男だったこともあり、家事に積極的ではありませんでした。結婚して妻と一緒に住むようになったときに、大変な思いを妻にさせてしまい、このままではいけないと思い、家事に取り組むようになりました。今ではやれることはやろうと思っています。
妻への思いやりや、家族との時間を大切に
− 家事の考え方や役割の分担はどのように行っていますか?
Gさん : 気が付くと妻が家事をやってしまうので、妻が料理を作っている間に、それ以外の家事をします。効率的に家事をすることで、互いの自由時間を作ろうという気持ちでやってます。
Hさん : うちの場合は特に役割分担とかせずに、やれる方がやるというイメージです。
Iさん : 我が家も手が空いている方がやることになってます。例えば、学校の教員をしている妻が、子どもに勉強を教えている間に私が家事をしています。
Jさん : うちでは同じ家事を二人で一緒にやっています。料理を作る時も並んで作ったり、洗濯も一緒にやったり、二人で買い物に行ったり。もしかすると効率は悪いのかもしれませんが、一緒にやる楽しさがあって、大切だと思ってます。一人でやるのはつらいし、一緒にやった方が楽しいので、家族一緒になる時間を大事にする気持ちが大切だと思います。
Kさん : 妻が大変にならないようにできることはやりたいと思ってます。でも、気付けていないところもあると思うし、適材適所という考えで役割分担というのもいいと思いますが、どちらかが不在になったときにできないという場面が出てきてしまうので、普段お願いしているところも自分が家事をやれれば、家庭としてもバランスがいいのかなと思ってます。思いやりですね。
本冊子を作成するに当たり設立された、仕事と家事の両立を積極的に目指す男性職員(15名)の活動グループです。冊子への意見提供や家事講座・家事アイデア募集といった活動を行いました。
ファシリテーターとして整理収納アドバイザーの大村さんにご参加いただきました。
それぞれの家庭の母親や妻が笑顔でいると、それが伝播して日本全体が明るくなると思っていて、笑顔をどうやったら増やせるかを考えて生活することは『思いやりの気持ち』に含まれていると思います。家事は『家の事』と書くので、家を構成するメンバーとして、お子様がいたらお子様も含めて、そこを成し遂げることが大切だと改めてこの会を通して感じました。